2007年5月号 「和睦」

Culture room
五感+1で知る韓国・日本― Mr.パクの日本漂流記 <ゴールデンウィーク!!>

日本に来てみて、いいなと思ったことのひとつ。それは祝祭日が多いこと。日本人にしてみればそれでも少ないという声があるかもしれないが、韓国に比べたら断然休みが多い。

韓国は一日の労働時間が平均8時間以上。いまだに週休2日制を取り入れている企業は一部の大企業のみで、ほとんどの会社は土曜日も昼過ぎまで勤務、もしくは隔週休日だ。僕が韓国の会社にいたときなんか、週休1日。しかも毎週休めないときもしばしばだった。韓国人が口癖のように言う「パップダ(忙しい)」はまさに社会システムがそうさせているといえるかもしれない。そんな韓国人にとって連休といえば、旧暦の正月(2月頃)とお盆(9月頃)程度のもので、長くても最大5連休ほどだ。日本に来て、4月末から5月初旬にかけての「ゴールデンウィーク」という連休期間を知ったときにはとても驚いた。

では、祝日を列挙してみようか。4月29日=昭和の日(昭和天皇の誕生日だった)、5月3日=憲法記念日、4日=国民の休日、そして5日は韓国でも祝日である子どもの日。しかも日本では祝日が日曜日になると、その次の日の月曜日は「振替休日」といって公休日になる。今年は4月29日が日曜日のため、30日も公休日となるわけだ。韓国にも盧泰愚政権の時はあったが、次の政権で廃止された。その際にもともと祝日だった日が記念日として残り、平日となった日もある。もともと土日が休みの企業は4月28日から休みが始まり…。早い話が休みっぱなしだ。今、僕が勤める職場もそうだ。連休の谷間の平日も休みになり、今年は10連休になる見込みだ。

そんなこんなで妻と「今年は国内旅行でもしようか」なんて、お勧めの観光地を探してみたものの、旅行費用が普段の3倍もする。なんてこった!これなら韓国に帰省できそうなくらいだ。旅行は取りやめ。結局日帰りで京都に遊びに行くことにした。電車で30分ほどで行けるし、変にお金を使うのはやめよう。

会社に行っていればほとんどお金を使うことはないが、暇と時間があると人間はお金を使ってしまう。その仕組みをうまく利用して経済効果をもたらすゴールデンウィーク。家族との時間もたっぷりとれるのはいいけど、連休明けの仕事は非常に憂鬱な気持ちになる。それゆえに日本では5月病といううつ病もあるそうだ。 連休は恩恵か、それとも弊害か。

Mr.パク :
1975年生。忠清北道清州市出身。
日本人の妻とともに2005年夏に来日、大阪へ流れ着く。
職業は会社員。趣味は読書とゲームとお笑い番組を見ること。

 

新米ミョヌリの作って食べて― <ヨモギチヂミと緑豆チヂミの巻>

ヨモギチヂミ

<材料> ヨモギ、小麦粉、てんぷら粉、赤唐辛子

<作り方>
① ボールに小麦粉とてんぷら粉を同量、塩を適量入れ、粉がとろっとする位に水を入れ、生地を作る。

② 洗って水気を切ったヨモギを①に入れて、軽くからませる。

③ フライパンに油を1cmくらい注ぎ、熱して②を入れていく。この時ヨモギの葉を丸い形に整えながら少しずつ入れていく。 (かき揚げ風にカリッと焼き上げる)

④ 両面を焼いて出来上がり!食べやすい大きさに切り、斜め切りにした赤唐辛子を2,3個飾る。


緑豆チヂミ

<材料>緑豆、具(小ネギ、玉ねぎ、豚肉、少し酸っぱくなったキムチ、茹でたもやし、葉を取ったセリ)、赤唐辛子

<作り方>
① 緑豆は一晩水につけてふやかし、緑の皮をむいておく。具は細かく刻み、水分をきって、ゴマ油、つぶしニンニク、コショウ適量で和えておく。



あつあつのうちに召し上がれ

② 緑豆と少しの水をミキサーにかけて液状にし、ボールにうつして塩を適量入れ、生地を作る。

③ フライパンに油を大さじ4、5杯しき、おたま一杯くらいの緑豆を流し入れ、丸く広げる。

④ その上に具をのせ、更に緑豆の生地をかける。

⑤ 飾りに赤唐辛子、セリの葉をのせ、両面焼いて出来上がり!

オーナーの姜情淑さん
ゲストハウス石村家
http://www.sukchon.com/

今回教えていただいた姜情淑先生は、韓国の一般家庭の生活を実際に体験することで韓国をより身近に感じて欲しいという思いから、ソウルで日本人女性専用ゲストハウスを運営されています。

2004年のオープン以来、たくさんの日本人女性が訪れ、多くの方がリピートされています。日韓友好の架け橋として、また温かい笑顔とおもてなしで、居心地がよく家庭的な空間を提供されています。

 

 

 

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